Billion Hits!

ダウンロード売上、ストリーミング再生回数、Billboard JAPAN Hot 100などのデータを通じて国内の楽曲人気動向を把握するブログ

Official髭男dismの人気曲【売上・再生回数ランキング】

Official髭男dismは、ボーカル藤原聡を中心に結成され2018年に「ノーダウト」でメジャーデビューしたバンドである。2019年に大ブレイクを果たし、令和時代の幕開けとともに現在進行形でヒット曲を大量輩出している。

 

本記事では、現代の主要楽曲人気指標であるストリーミング再生回数、MV再生回数、ダウンロード売上の3指標を参照し、Official髭男dismのヒット史を追っていく。当ブログ独自の計算式により作成した、Official髭男dismの人気楽曲ランキングは以下のとおりである。

 

 

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YOASOBIの人気曲【売上・再生回数ランキング】

YOASOBIは、コンポーザーのAyaseとボーカルのikura(幾田りら)により結成され2019年に「夜に駆ける」でメジャーデビューしたユニット。デビュー曲でいきなり超特大ブレイクを果たし、その後も現在進行形でヒット曲を大量輩出している。

 

本記事では、現代の主要楽曲人気指標であるストリーミング再生回数、MV再生回数、ダウンロード売上の3指標を参照し、YOASOBIのヒット史を追っていく。当ブログ独自の計算式により作成した、YOASOBIの人気楽曲ランキングは以下のとおりである。

 

 

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Mrs. GREEN APPLEの人気曲【売上・再生回数ランキング】

Mrs. GREEN APPLEは、ボーカル大森元貴を中心に結成され、2015年にミニアルバム『Variety』でメジャーデビューしたバンド。その人気は歴史的な規模となっており、特にストリーミング再生回数では歴代最多記録を樹立している。2025年7月には国内史上初となる累計100億再生を突破したことがBillboard JAPANより公表されている。

 

billion-hits.hatenablog.com

 

本記事では、現代の主要楽曲人気指標であるストリーミング再生回数MV再生回数ダウンロード売上の3指標を参照し、Mrs. GREEN APPLEのヒット史を追っていく。当ブログ独自の計算式により作成した、Mrs. GREEN APPLEの人気楽曲ランキングは以下のとおりである。

 

 

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コブクロのデジタル人気曲【売上・再生回数ランキング】

コブクロは2001年に「YELL~エール~」でデビューした男性2人組デュオ。2000年代後半になって本格的にブレイクし、ヒット曲を大量輩出した。

 

コブクロがブレイクした2000年代後半はダウンロード購入が楽曲視聴方法の主流であったため、楽曲人気は主にダウンロード売上を通じて把握できる。コブクロの累計フル配信ダウンロード売上1,145万となっており、これは歴代6位記録である。*1。また、2020年代以降に新たな楽曲人気指標として台頭したストリーミング再生回数においても一定の規模を記録している。

 

ここではデジタル指標を参照しながらコブクロのヒット史を振り返る。当ブログ独自の計算式により作成した、コブクロの人気楽曲ランキングは以下のとおりである。

 

 

*1:コブクロ名義曲の集計値

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アーティスト・トータル・ダウンロード売上 歴代ランキング

2006年以降に流行した曲を知るためには、CD売上だけでなく、日本レコード協会が認定しているダウンロード売上のチェックが必須であることは、以下の記事「ダウンロード売上 歴代ランキング」にて述べたとおりである。

 

billion-hits.hatenablog.com

 

アーティストに関しても同様のことが言える。かつてアーティストの流行指標として有名だったのはオリコンのトータル・セールスであったが、長きに渡りダウンロード売上がこの指標に組み込まれなかったことや、楽曲人気に関係しない要因でCD売上を積み増す動きが定着した今となっては、オリコンでアーティストの流行を計ることは不適切になっている。

 

トータル・セールスがアーティストの流行指標として機能していた時代においては、B'z最も多くのCDセールスを記録したアーティストであることは広く知られているが、最も多くのダウンロードセールスを記録したアーティストは誰なのかは、残念ながら認知普及機会が乏しいのが現状である。

 

そこで、日本レコード協会のダウンロード認定データを用いて、アーティストごとにフル配信ダウンロード売上を合計し、降順に並べることで、アーティスト・トータル・ダウンロード売上歴代ランキング化した。

 

TOP50は以下のとおり。このうち7組が認定総数1,000万ダウンロードを突破しており、錚々たる面々が並んでいる。

 

 

この認定総数250万ダウンロードを突破したアーティスト50組個別解説記事を作成している(2023年11月を以て全楽曲配信停止となった安室奈美恵を除く)。下記にリンクをあいうえお順に並べている。

 

  • あ行

 

AI

青山テルマ

Aqua Timez

絢香

いきものがかり

UVERworld

宇多田ヒカル

AKB48

EXILE

大塚愛

Official髭男dism

ORANGE RANGE

 

  • か行

 

加藤ミリヤ

KARA

木村カエラ

GReeeeN

倖田來未

コブクロ

 

  • さ行

 

三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE

SEAMO

清水翔太

JUJU

シェネル

少女時代

Superfly

スピッツ

 

  • た行

 

テイラー・スウィフト

東方神起

DREAMS COME TRUE

 

  • な行

 

ナオト・インティライミ

中島美嘉

西野カナ

 

  • は行

 

back number

浜崎あゆみ

B'z

平井堅

ヒルクライム

福山雅治

星野源

ポルノグラフィティ

 

  • ま行

 

MISIA

miwa

 

  • や行

 

YUI

YOASOBI

米津玄師

 

  • ら行

 

RADWIMPS

L'Arc~en~Ciel

LiSA

レディー・ガガ

 

なお、楽曲切り売り形式着うた売上はここには含めておらず、以下記事にて別途集計している。

 

billion-hits.hatenablog.com

 

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歴代アーティスト・トータル・デジタルランキング

本記事ではデジタル指標(ストリーミング・MV再生回数、フル配信・着うたダウンロード売上)楽曲人気を得ているアーティストの歴代ランキングを作成したらどのような結果になり得るのかをシミュレーションし、一例として提示する。先に結果を示すと、そのTOP50は以下のとおりとなった。

 

 

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歴代デジタルヒット曲ランキング

本記事ではデジタル指標(ストリーミング・MV再生回数、フル配信・着うたダウンロード売上)でヒットした楽曲の歴代ランキングを作成したらどのような結果になり得るのかをシミュレーションし、一例として提示する。先に結果を示すと、そのTOP100は以下のとおりとなった。

 

  • 1-50位

 

 

  • 51-100位

 

 

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YouTube各種再生回数・チャート解説

この記事ではYouTubeの再生回数やチャートの特徴を種類別に整理する。

 

YouTubeは世界最大の動画共有プラットフォームであり、アーティストの公式MVも数多く公開されている。よってその再生回数やチャートは楽曲人気を把握するうえで非常に重要性が高い。

 

しかしその再生回数やチャートには複数の種類が存在しており、それぞれ集計対象やルール等が異なる複雑な仕組みになっている。以下、種類別に解説するとともに、当ブログにおける取り扱いも説明する。

 

 

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米津玄師の人気曲【売上・再生回数ランキング】

米津玄師は2013年に「サンタマリア」でメジャーデビューした男性シンガーソングライター。デビューから数年後に大ブレイクを果たし、2010年代後半にヒット曲を大量輩出した。2020年代に突入した今なお音楽シーンを席巻し続けている。

 

特にMV再生回数においては13作の億超えを含む累計MV再生回数48.5億を記録しており、これらはすべて国内アーティスト史上最多記録である。また、累計ダウンロード売上990万となっており、これは歴代8位記録である*1。さらに、2020年代以降に新たな楽曲人気指標として台頭したストリーミング再生回数においても大規模な人気が可視化されている。

 

ここでは上記MV再生回数、ダウンロード売上、ストリーミング再生回数の3指標を参照し、米津玄師のヒット史を追っていく。当ブログ独自の計算式により作成した、米津玄師の人気楽曲ランキングは以下のとおりである。

 

 

*1:いずれも米津玄師単独名義曲の集計値

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国内アーティスト・トータル・MV再生回数 歴代ランキング(YouTube)

この記事では、国内アーティストMV再生回数を集計し、歴代アーティスト・トータル・MV再生回数ランキングを作成することを試みた。先に結果を示すと、そのTOP20は以下のとおりとなった。

 

 

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DSP別ストリーミングチャートの特徴

この記事では、DSP*1(音楽サブスクサービス)が作成・発信しているストリーミングチャートの特徴を整理する。

 

全てのDSPの再生回数を集計したストリーミングチャートはBillboard JAPANが作成・発表しているが、ユーザーにとってより身近なランキングは、自身が利用しているDSPのランキングではないかと思われる。

 

しかし、DSPごとにランキングの傾向には違いがあるため、DSPのランキングを「全体楽曲人気の相似形」として認識することは、場合によっては深刻な誤解を招く恐れがある。

 

ここでは日本で特に利用者が多いとされるApple Music、Amazon MusicSpotify、LINE MUSICを取り上げる。

 

 

*1:Digital Service Platformの略

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歴代ヒット曲ランキング

歴代ヒットランキングとは、その名のとおり複数年以上に渡って網羅的に各種ヒットデータを集計し序列化することで、分かりやすく歴代人気コンテンツを上位表示したランキングを指す。しかし実際には、網羅性の棄損などによる欠陥を抱えたランキングがこれを自称する不適切なケースが後を絶たない。

 

この問題意識を踏まえ、本記事では適切なプロセス歴代ヒット曲ランキングを作成したらどのような結果になり得るのかをシミュレーションし、一例として提示する。先に結果を示すと、そのTOP100は以下のとおりとなった。

 

  • 1-50位

 

 

  • 51-100位

 

 

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歴代アーティスト・トータル・楽曲人気ランキング

歴代ヒットランキングとは、その名のとおり複数年以上に渡って網羅的に各種ヒットデータを集計し序列化することで、分かりやすく歴代人気コンテンツを上位表示したランキングを指す。しかし実際には、網羅性の棄損などによる欠陥を抱えたランキングがこれを自称する不適切なケースが後を絶たない。

 

この問題意識を踏まえ、本記事では適切なプロセス歴代アーティスト・トータル・楽曲人気ランキングを作成したらどのような結果になり得るのかをシミュレーションし、一例として提示する。先に結果を示すと、そのTOP50は以下のとおりとなった。

 

 

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アーティスト・トータル・ストリーミング再生回数 歴代ランキング

2025年7月2日、Mrs. GREEN APPLEBillboard JAPAN集計で国内史上初となるストリーミング総再生回数100億を突破したことが発表された。この一報を受けて、「歴代アーティスト・トータル・ストリーミング再生回数ランキングはどうなってるのだろう?」と考えた人も多いのではないだろうか。

 

 

当ブログでは、Billboard JAPAN日本レコード協会による楽曲ごとの認定ストリーミング再生回数を調査対象としている。Billboard JAPANは基本的に、各曲の累計再生回数が1億上積みされる都度タイムリーにその事実を公表しているが、上記発表の1週間後の2025/7/8には1億再生突破曲数が既に合計716曲に達していることと、その全曲の1,000万単位の累計再生回数を公表した。

 

www.billboard-japan.com

 

ここではその情報も含む2025/9/29時点で判明済みのデータをもとに、アーティストごとに再生回数を集計し、歴代アーティスト・トータル・ストリーミング再生回数ランキングTOP40を作成した。その結果は以下のとおりである。

 

 

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GRe4N BOYZ(GReeeeN)のデジタル人気曲【売上・再生回数ランキング】

GRe4N BOYZ(旧名:GReeeeN)は2007年に「道」でデビューした男性ボーカルグループ。デビューしてすぐに大ブレイクし、以降10年以上に渡りヒット曲を大量輩出している。

 

GRe4N BOYZがブレイクした2000年代終盤はダウンロード購入が楽曲視聴方法の主流であったため、楽曲人気は主にダウンロード売上を通じて把握できる。GRe4N BOYZの累計フル配信ダウンロード売上1,395万となっており、これは歴代4位記録である*1。また、2020年代以降に新たな楽曲人気指標として台頭したストリーミング再生回数においても無視できない規模を記録している。

 

ここではデジタル指標を参照しながらGRe4N BOYZのヒット史を振り返る。当ブログ独自の計算式により作成した、GRe4N BOYZの人気楽曲ランキングは以下のとおりである。

 

 

*1:GReeeeN・GRe4N BOYZ名義曲の集計値

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